田中、農業はじめるってよ

山形県大江町で2018年に独立を目指しています。

山菜真っ盛り

 山形は春になると山菜をたくさん食べると聞いていたが、毎日、その話題がのぼる。町内の温泉の直売コーナーにも、こごみ、たらの芽などが袋詰めにして売っている。自分は、受入農家さんの畑で採ったりいただいたりしているので、その価格(高い)にびっくりしている。だいたい天ぷらにして食べるが、おひたしにするのもある。たらの芽、ウド、ふきのとうは食べたことはあるが、こごみ、赤こごみ、ナンマイ(ミツバウツギ)、しどけ、山菜のアスパラと言われるしおで、こぶし、など、聞いたことがない山菜が次々と出てくる。

 下の写真は、先週の懇親会で食べた山菜のしゃぶしゃぶ。ヘルシーでうまいのひとこと。これ、東京ではまず食べられないだろう。これだけの種類と量の山菜を揃えることが難しいし、どうしても採れたてじゃないとおいしくないから。

 この時期から野菜の苗や種を畑に植えるから、野菜代わりに山菜を食べていたのだろう。「貧乏だから何でも食べるのよ」と笑いながら地元の人は言うが、生活の知恵だと思う。袋詰めにして道の駅や産直ショップに卸せば、現金収入につながるし。

 これはたらの芽の木。こんなに高くなるなんて、こっちに来て初めて知った。そして幹に棘があるので注意して取らないと怪我をする。長い棒の先にカギをつけた道具を使い、枝をしならせてハサミで切り取っていく。崖に生えていることもあるから怖いが、かごいっぱいに採れると嬉しいし、どう料理するかを考えるとご飯が楽しくなる。

 なにを食べてもおいしいが、ほろ苦い味がするふきのとうのおひたしがおススメ。湯がきとさわす(水に浸してあくを抜く)の時間で、苦味が変わるからその加減が難しい。