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田中、農業はじめるってよ

山形県大江町で2018年に独立を目指しています。

シルバーシートにも種類がある

 地面から日光を反射させて色づきをよくするために、収穫予定の2週間前をめどにシルバーシートを張った。師匠の畑で作っている桃もりんごも同様にする。トマトやナスなどの果菜類を作る時に銀マルチを張ると着色しやすいのと同じ原理だ。

◇A

◇B

 AとBのシルバーシート。どちらのほうが効果が高いか。白っぽいAのほうが通常のBより着色スピードが速い。Aは、反射角が広角なので広範囲に日光を果実にあてることができる。さらに月光も捉えるので、日中は晴れて月夜の晩なら24時間、光をあて続けられる。だが、値段がBの倍以上するだけでなくとにかく重いのが難点。50Mのさくらんぼハウスだけで使用するにとどまっている。

 シルバーの効果はいかほどなのか。AでもBでも、晴れていれば半日経たずにはっきりと色が赤に近づくのがわかる。さくらんぼの最優先評価項目は色だから、自然に任せて色づくのを待っているわけにはいかない。では、いつはがすのか。赤黒になる寸前で、放置しておくと熟しすぎて破裂。あるいは虫が寄ってくる原因になる。収穫しながらも様子を見ながらどんどんはがしていった。

 このシートの張り方は、木の根元に沿って真っすぐにするだけなのに、実は難しい。まずは、根元側の端を釘でとめる。次に適当な感覚で根元側をとめながら進み、根元側を全てとめたら、折り返して戻りながら外側をとめていく。根元側が暗いので、そこにシルバーをきちんと張りたいからこの順番になる。外側はシルバーが足りなくても、日がもともと当たりやすいので、きちんと色づく。目的と要領をきちんと理解していないと、時間がかかってやり直しになってしまう。シルバーシート張りの農作業一つでも、無駄がないように動かないと体に疲れが溜まっていく。