田中、農業はじめるってよ

山形県大江町で2018年に独立を目指しています。

マルシェに出店~かたい桃のおいしさが広まっている!?~

 

 2日前の16日(金)、七日町レコルトマルシェに販売研修として出店した。七日町は山形駅から徒歩20分と少し離れているが、お洒落な店が立ち並ぶ繁華街で駅前より賑わっている。受入農家さんや先輩から提供してもらった果物や野菜を販売した。

 値段は安い(安すぎるのもある)が、通りがかりの人がちょこっと買うことを考えると強気の値段設定はできない。ももは、1個200円、3個500円に設定した。11時半前から13時半過ぎまで店を構えて、かなりの金額を売上げた。果物だけでなく、枝豆(秘伝)、野菜詰め合わせなどの野菜コーナーがあったのも大きかったと思う。秘伝豆は、だだちゃ豆の仲間。村山地域での知名度は抜群で、とびきり美味い。1時間少しで完売してしまうほど人気だった。値段はもちろん、品ぞろえと試食の工夫がマルシェの売上を左右すると思う。果物は生食のみだから野菜のように工夫しようないが、やはり食べてみておいしいと思わなければ人は財布に手を伸ばさない。

 ももは黄色とだて白桃の2種類を販売した。だて白桃は繊維が緻密で食感がかたい(歯ごたえがある)のが特徴で、実はあまりおいしいくない部類に入ると思う。だが、かたい桃が好みだと言って、だて白桃を買っていく人がかなりいることに驚いた。桃はやわらかくて甘いのが一番という流れは少しずつ変わりはじめているのではないか。歯ごたえのあるかたい桃のおいしさにハマる人が徐々に増えているならば、品種構成を考える時に少し加えても損はしないだろう。“おどろき”という桃はかたい桃の代表格で、熟れた時に食べると歯ごたえはもちろん、その味はおどろくほどおいしい。他の桃と比較できなく、おどろき独自の味がする不思議な桃だった。