田中、農業はじめるってよ

山形県大江町で2018年に独立を目指しています。

苗床作り

 米の苗づくりが始まりました。2年目の師匠は米を作っているので、稲作の1年間をしっかり見られます。ビニルハウスでなく、水田に苗床を作り、そこに種籾を蒔いた育苗箱を直接置きます。苗の質はハウスより劣るらしいですが、手間暇は外のほうがはるかにかからないらしいです。

 育苗箱2箱と少しの幅を水糸で測り、泥がほぼ水平になるように糸の外からスコップで盛ります。まあ、土木の左官に近い仕事です。一通り盛ったら、ローラで慣らし、その後に大きなコンテナを引っ張りほぼ平らにします。一度でうまくいくはずなく、何回か土を盛りながら仕上げて完成です。

 三辺と真ん中のライン、計4本に育苗箱を300置きます。育苗箱も機械でなく手作業で作りますが、数がそれほど多くないので気が重くはありません。

 米は儲からないと耳にタコができるほど聞きますが、自分が食べる分は作りたいですよ。日本は稲作を中心に発展してきたのは、気候風土に一番適しているから。野菜や果樹は、かなり無理して作っているのが事実。そんなことを泥に足を突っ込んで考えていました。