田中、農業はじめるってよ

山形県大江町で2018年に独立を目指しています。

灯油ファンヒーターが手放せない

 日中の寒暖の差が年中通して大きいのが、この大江町の特徴だ。農作物は、日中に光合成をして、夜間に栄養分を全体に行き渡せる活動をしている。夜 間が寒ければ、人間と同じで活動が鈍り、栄養分はあまり消費することなく蓄えることができる。果樹は糖度が増しておいしい実がなるし、野菜も引き締まった 出来あがりになる。

 これらはここへ来る前に調べて学習したこと。農作業を通して感じるの は、作業着は厚着と薄着の両方が必要。帽子はニット帽をかぶっている。暑ければとればいいだけで、夕方3時以降は被らないと耳が痛くなり作業に差しさわり がでる。お洒落もあるが、日中の気温と作業内容に合わせて着替えないと効率が落ちてしまう。ここ1週間の気象を調べてみると、寒暖差が10度以上の日 が5日ある。数字と体感温度とさほど変わらない。慣れない農作業を毎日しているのもあるが、この寒暖差もダメージを与えていると思う。天 然温泉で温まり、疲れをとらないとやってられませんよ。

日付最高気温(℃)最低気温(℃)寒暖差(℃)
2016/4/5 16.5 -1.1 17.6
2016/4/6 15.7 0.0 15.7
2016/4/7 8.5 1.7 6.8
2016/4/8 13.2 4.3 8.9
2016/4/9 19.2 1.8 17.4
2016/4/10 19.1 1.7 17.4
2016/4/11 7.5 1.0 6.5
2016/4/12 13.2 -1.8 15.0

 *1

 東京と比べるとまだまだ寒い。5月中旬までこの冷えは続くという。だから、部屋にいるときは、昼間でない限り灯油ファンヒーターをつけている。このホースのようなものはダクト。ファンヒーターの熱風をこたつに送り込 み温める優れもの。岩手県出身の友人の一さんに教えてもらった。こっちに来て、ホームセンターですぐに買い、重宝している。電気代の節約にもなるの はもちろん、電気より温まるのがよい。電気ヒーターはいらないし、使う予定もなし。

  2日前。風が強くなってきたので先週から続いている桃の芽かき、摘蕾の作業を午前10時半で切り上げた。山からふもとに降りてきたら、いきなり雪が降り始 めて、すぐ吹雪に。視界ゼロメートルの世界には程遠いが、天気の移り変わりに驚いてしまった。寮に戻ったら、青空になり日がさすのだから。大江町に住み始 めて、3週間が過ぎたが、山の天気のように目まぐるしく変わったのは初めてだった。寒暖差を嫌というほど感じた一日だった。

 

 

*1:気象庁 左沢観測値より作成