田中、農業はじめるってよ

山形県大江町で2018年に独立を目指しています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

雪が積もり始めた

10日(土)から雪が積もり始めた。止むだろうと思いながら部屋で過ごしていると、あっという間に車の屋根や窓が雪で覆われる始末。これからが本番なのにビビッている。雪道の運転は慣れてない。エンジンブレーキを使い、アクセルとブレーキは一気に踏み込ま…

ラフランスの収穫と予冷

今年のラフランスの販売解禁日は、10月22日。とはいっても、食べ頃は保管の仕方にもよるが旬は今週あたりから始まる。収穫の解禁日もあって、今年は10月7日だった。が、台風18号の影響で強風による落下が心配されたので、4日に前倒しとなった。 師匠の畑には…

のんびりしていたら11月

気づいたら11月。あとはりんご(ふじ)の収穫を残すのみとなり、肥料まきや苗木の雪囲いなど細かい仕事をしながら10月後半は過ごしていた。で、明日は雪の予報。決して農業が嫌になったとか、リタイアしたとかではなく、ただブログの更新をサボっていただけ…

桃の収穫がおわった

桃の収穫が10月1日でおわった。光月という黄色の桃でかため。残りものには福があるじゃないが、おいしい桃だとおススメできる。袋掛けをせず、さらに9月下旬の長雨の影響で半分以上投げた(捨てた)。7本しかないとはいえ、散々な結果で収穫は気分が落ち込む…

枝豆(秘伝)収穫の手伝い

今年4月に独立した先輩Sさんの枝豆(秘伝)収穫を朝5時から6時30分まで手伝った。1年上のAさんも来たので計3人で3うね(距離は不明だがかなり長い)の枝豆を根っこから刈った。Aさんが上部を専用の農機具で刈り取り、その後、大きなハサミで根っこから1本ず…

マルシェに出店~かたい桃のおいしさが広まっている!?~

2日前の16日(金)、七日町レコルトマルシェに販売研修として出店した。七日町は山形駅から徒歩20分と少し離れているが、お洒落な店が立ち並ぶ繁華街で駅前より賑わっている。受入農家さんや先輩から提供してもらった果物や野菜を販売した。 値段は安い(安…

桃の価格~16、18玉を狙え~

上の写真は市場価格の速報で、JA出荷場に掲示してある。桃の大きさは、重さで決まる。25、22、20、18、16、15、13が標準規格(単位・玉)で、品種によっては28、12、11まで出荷できる。数字が小さくなるほど重たくなる。大きさと品質(特秀、秀、マル秀)で…

まどかの衝撃

桃は桃。一切れか二切れ食べれば十分だった。あの甘ったるさが堪えてあまり好きになれなかった。だが、まどかという品種を食べて一変した。雑味がなくてすっきりした甘さ。ほんのりした香り。もう一つ食べたくなるほどおいしい。大玉で日持ちもするので、生…

桃をもらって喜ばない人はいるのか

お盆休みに師匠が持たせてくれた桃(まどか)10個をできるだけ多くの人に食べてもらった。それだけでなく、桃について聞いたみたところ、嫌いな人はいなかった。むしろ、いただいて恐縮ですと故梨元勝のように反応することに驚いた。 有機野菜の個別宅配(直…

桃の収穫リレー

8月6日のあかつきが始まった桃の収穫。今月末まで続く予定だ。あかつき、まどか、川中島、ハネージュ、あぶくまとリレーしてきた。あぶくまは、あと2日で終わりそう。その後も伊達、さくらなどが控えている。 午前5時30分から午前7時まで収穫。朝食をとって…

モーレツに話したお盆休み

台風9号は北海道を抜けて、大江町は晴れて少し風が吹いている。夏はまだ続きそう。農家にお盆休みはない(雑仕事や草刈などはある)が、11日から16日まで帰省した。とにかく連日人に会って話した。東京に帰りたいではなく、東京の人とモーレツに話したかった…

桃の収穫がはじまりました

5日から桃の収穫が始まった。9月末まで品種リレーして出荷していく。後半戦のスタートだ。作業は午前5時から7時(収穫して小屋に運ぶ)。午前8時から10時過ぎまで選果と箱詰めや箱作り。夕方5時ごろから1時間ほど明日の準備をする。日中は休み。全国で35度を…

売れる桃とおいしい桃の違い

師匠は7月中旬から下旬になると、からっきしやる気がなくなるという。とはいいつつも、仕事はあるわけで朝2時間、夕方2時間とのんびりと過ごしている。昨夕、まどかのシルバーシートを張ってあとは収穫を待つだけとなった。桃の栽培で難しいのは、いかに日光…

山形でも桃は作っています

師匠の畑で作付け面積が一番なのは桃。東京で37年間過ごしてきた私にとっては、岡山、山梨しか思いつかない。それと福島が一大産地なのも大江町に移住して初めて知った。結局は、産地化とブランド化に成功した地域の農作物が都市圏で流通することを改めて感…

作付け計画の考え方

大江町で研修を始めて3ヵ月半が経った。その間、1日も欠かさず考えていたことがある。栽培する品目の選定とどれを主力と置くかだ。師匠はこの辺りの話をよくするし、過去から現在に至るまでの変遷理由をわかりやすく教えてくれるので、それは作付け計画の…

すもも、はじめてたべたよ。

すももの新品種を作りたくて山形県大江町に移住してきたのに、実はすももを食べたことがなかった。本当に。駄菓子屋の赤い着色液につかったすもももどきはあるが、果物としてのすももは収穫した時にはじめて口にした。夏の蒸し暑さで疲れた体で食べたのもあ…

すもも(大石早生)の収穫が終わる

7月4日から13日まで、すももの大石早生(おおいしわせ)の収穫だった。大量になっているから、とにかくもぐ。そして、農協出荷のパック詰めが深夜まで続くと、事前に何度も聞いていたから心構えはできていた。百聞は一見にしかず。市場が休みのため午後休み…

シルバーシートにも種類がある

地面から日光を反射させて色づきをよくするために、収穫予定の2週間前をめどにシルバーシートを張った。師匠の畑で作っている桃もりんごも同様にする。トマトやナスなどの果菜類を作る時に銀マルチを張ると着色しやすいのと同じ原理だ。 ◇A ◇B AとBのシルバ…

雨除けハウスは万全でない

さくらんぼの露地栽培は、雨除けハウス(天井のみビニールで覆う)のことを指す。なかには、これさえせずに文字通りの露地栽培をしている農家もある。雨に弱いさくらんぼなので、コストはかからないがハイリスクなので収益を上げるのはとても難しい。おいし…

贈答品のジレンマ

「果物だったら年1、2回の収穫だから直販できるかな」 そんな安易な考えで有機野菜から果物に転向した私。 「果物をやるのだったら、贈答品のお客さんをいかに多くつかむか。これが勝負だし面白い」とよく口に出す師匠。これを聞いた時、自分の考え方を否定…

さくらんぼはお金がかかる

さくらんぼのことを調べてまず驚いたのは、雨除けハウスを建てて栽培することだった。理由は水に弱いので雨に当たると果実が破裂してしまうから。家庭菜園でトマト栽培をする時、アーチを作りその上にビニルをかけるのと同じだ。梅雨に入る前、5月下旬から6…

さくらんぼは明日で終わり

佐藤錦の収穫が26日(日)に終わり、あしたで紅秀峰の収穫が終わる。もう来年までさくらんぼを食べることはできない。 16日から26日まで朝5時から夕方5時(休憩は朝と昼で計2時間)まで農作業に明け暮れていた。朝5時から7時、8時から10時までは収穫。その後…

佐藤錦をJAへ出荷

今日は朝から夕方までまとまった雨が降った。雨除けハウス内のがおった(枯れ気味)の佐藤錦1本をまるまる収穫した後、パック詰めしてJAさがえ西村山へ出荷した。パック詰めといっても多くの種類があり、それぞれ箱の組み立てや並べ方が違うので熟練しない…

1年間分の玉ねぎを収穫

5日の日曜日、師匠の自宅の畑で玉ねぎを収穫した。双子や極小などの玉はあるが、作柄は概ね良好だった。その数400本。奥さんと一緒に収穫作業をしたのだが、売り物も含めているのかと尋ねると、「すべて自家用です」と返ってきた。来春まで、1年分を作ったと…

さくらんぼの収穫は突然に

6月1日の午後2時半頃から、佐藤錦の葉摘み(さくらんぼの着色をよくするために周辺の葉を摘む作業)を止めて、早生(わせ、早く採れる品種)の紅さやかの収穫をした。この日は、気圧の谷が通過中で大江町は強風に加えて寒かった。そのため、一気に採れ頃…

青年就農給付金の縛り

新規就農について調べたことがある人なら青年就農給付金の制度を知っているだろう。農業はよく補助金の額が多く、給付要件が他の業種より緩いといわれる。ほかの業種で補助金制度がどうなっているかよく知らないが、おそらく手厚いと思う。独立するまで最大2…

1.5%

収穫した果実の数量は、咲いた花の1.5%にすぎない。果樹はおおむねこの数字があてはまると師匠が教えてくれた。下の写真はさくらんぼの花。1つの芽から約20の花が咲くが、さくらんぼとして商品になるのはわずか1から3個。3個なれば豊作というのだから、ほ…

研修生1年目の1日とこれまで

昨日まで夏を感じさせる日差しだったのには朝から雨。午後はくもりだがすっきりしない天気。ということで、本日はお休み。週末に弾丸で帰京していたので、疲れをとるにはいいタイミングだった。さくらんぼの雨除けビニールを今週末に張る予定なので、それ以…

たかが草刈りではない

雨が降ったりやんだりとはっきりしない天気が続く大江町だが、昨日から晴れて夏に向けて一気に加速し始めた。雑草もぐんぐん伸びて、樹の根元が隠れるほどになった。そこで畑ではどこでもやる草刈りが始まる。鎌や刈払機を使うと思いきや、果樹園では乗用草…

受粉と授粉

すもも、ラフランス、さくらんぼ、りんご、桃の花はすべて開花して、今は着果へ向かってる。雌しべに花粉がうまくつけば、果実がなる可能性がぐんと高くなる。その条件は、風がない、暖かい、湿っているの3つ。風があると花粉は吹き飛ばされる。暖かければ…